皆さま、こんにちは。
だんだん暑くなってきましたね。
今年は関西での原発再稼働問題に注目が集まっていますが、いずれにせよ節電しなきゃならないことは、今後しばらく続く一種の潮流だと思われます。エコとか、そういう概念にも似てきていますからね。
そんな中、毎年よく聞かれるのがクールビズについてです。
若い方や、若い方が多い職場の方はもう多くの場合導入されて
いらっしゃるようですが、それでもまだまだ未導入の方も
いらっしゃいますから。
経営者の方などでは特に多いようですね。お立場がありますから。
でも、徐々に「そろそろ私も。。。」という風になってきている
ようです。ネクタイを締めるスタイルが正装であり、していない
ことは相手に対して失礼に当たる(ネクタイは尊敬の念の証)と
いうのが通例といえば通例です。世界のスタンダード。
ですから、一応はそれを貫くことが基本なのです。
とはいえ。
とはいえ、エアコン等も節電となる夏にもそれを貫き通すことが
必要なのか否か。そういう状況です、もう。
当然ながら健康が最重要なわけですから、今年くらいはやむを得ず…
という方がチラホラご相談に来られているわけです。
そして本題に入ります。
「だらしなくないクールビズ、できるかな?」
「カッコ悪いおじさんにならないようなクールビズって?」
皆さんからこういった質問を頂戴しますのでその回答をここに少し。
まず、だらしなくなるナンバーワンの要因は第一ボタンをあけることで
”襟元が開いた上、さらに襟先が外へ開く”という症状になることです。
涼しくするために第一ボタンをあけるので、襟元が開くのは目的通り。
問題は襟先です。だから、襟先の開きを抑えるために 「ボタンダウン」
や「スナップダウンカラー」にすることが最大の処方箋となります。
これだけでかなり違います。
また「ボタンダウンってカジュアルっぽいよね」という考え方をもつ
”正しいファッション知識人”の方にはスナップダウンをおすすめします。
これなら見た目には普通のドレスシャツと見分けがつきませんので。
(※参照 なぜか一番上にある写真 )
次に、なぜか”お洒落感”や”スマートさ”が無くなって野暮ったくなる…
というお悩みが多いと思います。これはまさにネクタイが無くなるから
こそ起きる現象です。ネクタイという「たて方向への目立つアイコン」
が無くなることで起きるのです。ストライプのラインが消えて無地に
なってしまうのと同様です。
ですからこの場合には「たて方向」という要素を加えてあげる必要が
あります。具体策としては、襟の高さを高くすることが正解です。
ほんの数ミリ変えるだけでも、大きく印象が変わりますよ。またそれ
でも寂しい場合は、縦に並ぶボタンをダークカラーにしてみるのも
有効な対策ですね。
3つ目としては「なんとなく胸元が寂しい…」ということでしょう。
やはり(ネクタイ外しで)全体のトーンとして色が大幅に減るので、
無地のシャツや薄めのストライプなどの場合はそういう風になりがち
です。ですから、いつもより幅のあるストライプ柄にするとか、すこし
頑張ってウインドウペンやチェックの柄シャツにするとかなり雰囲気が
落ち着きます。また、柄の入ったボディに襟元とカフスだけ白い生地を
つけるクレリックカラースタイルも、色数が増えるので安定感が出ます。
この3点に注意すればそれなりに”いい感じ”のクールビズスタイルが
出来上がるはずです。いや、”普通にいい感じ”の…ですね。
本当に女性や若手スタッフから誉められるようなクールビズスタイルは、
もう少しひねりが必要です。
それは・・・・・・・・・・・・・直接聞きに来て下さい(笑)。
いろいろありますし、その人に合わせて提案する内容も変えますし。
今日のところは、以上で終わりますっ!
コメントをお書きください